元「生徒のなれの果て」の徒然日記 … 日々の思い 

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zoom RSS NHK・「ダーウィンが来た」から … 太古からの約束を果たして生きる

<<   作成日時 : 2013/10/20 23:38   >>

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 アフリカ・サバンナ地方の生き物を支えているものとして イチジクの実 がある、という。

 イチジクは漢字で 無花果 と書くように、一見花なんか咲かないのにいつの間にか実をつける果物のように思われているが、勿論私もそう思っていたのだが、それはまるっきりの認識不足であり、アノ実の中に小さな花を無数につけるのだ。

 …ということは、当然何かを媒介とする 受粉 が必要だ、ということになり、その苦労人が イチジクコバチ である。

 動物ものは私の好きな番組の一つで、「ダーウィンが来た」も良く見ているのだが、見終わったあとで30分番組でなく、せめて45分、出来れば1時間と毎回思う。今回もアッという間の30分であった。

 イチジクコバチは体長約1mm余りと本当に微小なハチで、それもイチジクとの共生関係のため。

 つまり、果実の内部の花々の受粉を媒介するためには、その実の本当に小さな穴に潜り込む必要があり、ため、彼女らは自分の肉体を極限まで微小化し、コバチのメスは受粉を一手に引き受ける代わりに、果実内部に生みつけた卵・幼虫の生育の養分を貰うことになる。

 その卵から生まれたオス・メスの内、オスには羽がない。オスは生まれるとスグにまだ殻の中に入っている=孵化以前のメスと交尾をして自分の遺伝子を残し、その後メスの世話に追われて全精力を使い果たして死んでしまう。
 
 結局彼らはイチジクの実の外に出る必要がない、つまり羽が無用なのだ。

 一方メスには羽がある。彼女らは孵化後オスの世話を受けて成長し、お世話になった果実の花粉を花粉袋一杯詰め込み、その花粉で他の木の実と受粉するためにはどうしても外の世界に出る必要がある。

 だから羽をもって生まれてくるのだ。

 受粉と子育て。いつの頃からかその関係性が出来、その約束に従って、イチジクコバチのメスは、飛び出す直前せっせと花粉を自分の体に詰め込む。全てのメスが、ただの一匹も ズル することなくそうする、という。

 アフリカのイチジクは、日本のとは違って大木となり、1本の木がつける実はとてつもなく、その量たるや1tにも及ぶという。それらは全て、何百万年、何千万年という気の遠くなる様な 誠実な約束 の、文字通り 結実 なのである。

 その果実を求めて鳥や猿が集い、落ちた実は草食動物の腹を満たしたり、昆虫が群がる。そして彼らを目当てにワシ・タカや肉食動物も結集する。

 川に流れ落ちた実は、魚や亀の貴重な食料となり、その魚を食わんとワニまで待ちうける。


 こうした 壮大な連環 が、1つの小さな、しかし永遠の真摯な約束に起因しているのだ。

 とてもじゃないが私には守れそうもないが、そんな大それたことをしているとは思ってもいないだろうが、イチジクコバチよ、アンタは偉いよ。これからも頑張ってネ。



 …やっぱり 動物もの は良いですネェー。

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